ホーム > ダイアリー > 体について考えてみよう > 体について考えてみよう(7)

体について考えてみよう(7)

知ってるようで知らない

みなさんの体について

一緒に考えていきたいと思います。

7回目は「今の体と昔の体」

昔と言いましてもそんなに昔ではありません。

バブル期の頃、みなさんが頑張れば頑張るほどお給料が増え

やる気が漲ってた時代です。

僕はそんな頃に整骨院の修行をはじめました。

その頃の治療は

ぎっくり腰で這ってきた人でも

1回の治療で歩いて帰らすんだ!と

かなり強めの治療をしていて

患者さんも「痛ーっつ!!」と叫びながら

治療を受けられてました。

帰りはほんとに歩いて帰られる

そんな師匠の治療を目の前で見てきました。

その頃は周りを見ても

一回の治療で良くなります!と宣伝してる

治療所が多く見られました。

今考えてもかなり強めの治療でしたが

その頃の皆さんの体はそれに耐える力が

あったんだと思います。

逆に力が有り余っていてそれを抜いてあげる

そんな状態だったんだと思います。

そして僕が開業した頃はバブル期も終わり

景気も沈み皆さんの気持ちも沈んでいた頃

師匠から習った治療を同じように患者さんにしていましたが

1回でと頑張れば頑張るほど逆に症状が辛くなる

患者さんも増え

「痛いの我慢するから早く治して!」

という患者さんより

「お願いやから痛いことせんといて・・・」

という患者さんが増えてきました。

僕の治療も

僕が治すんだ!

という治療から

患者さんの治る力を引き出そう!

という治療に変わってきた気がします。

ですので回数はかかりますが

負担をかけないように徐々に回復していく

そんな治療がちょうどいい時代になったんだと思います。

時代や季節などその時にあった治療をしていかなければ

と振り返ってみて勉強になりました。